陣野Tの日記

日々思うこと

 今日は昨日と違い、若干、蒸し暑い曇天。少し動くとじんわりと汗をかく。まるで梅雨時のような日ですね。

 今週月曜日に大学時代の同級生から一通のハガキが届きました。一応、教育学部卒の私の同級生は大半が、地元福島で教職に就いてます。ハガキの彼もそうで、この4月から校長先生として彼の出身地の近くの南相馬市の小学校に赴任したとのこと。学生時代から真面目な彼は、当時から将来は教頭・校長になる器だろうと、皆から思われていていましたが、2011年の東日本大震災で被災。これがなければ、もっと早くにこの職に就いていたと思います。

 58歳になる今年。今考えると、学生当時の勉強への取り組みは大変甘かったなぁと痛切に思っています。帰省した折に、母に教員採用試験に合格できなかったことを今でもゴチャゴチャと言われる時があります。内心、痛いところ突かれたという思いは、ずっと持ち続けているので、途端に、不機嫌に応答する自分がいます。社会的な身分や報酬などでは、出世した彼らに到底及びませんが、家族を守るため、精一杯生きてきた自分にはちょっぴり誇りを持っています。自分の失敗したことを授業の合間に、皆と話をすることで、学校の勉強だけでなく、今の時代を生き抜く術を身に着けさせられたらと思っています。