陣野Tの日記

日々思うこと

 昨日の日曜日は、本当にゆっくり過ごさせてもらいました。全員合格の余韻に浸っていたのと、土曜日のとても嬉しい出来事もそうさせてもらった一因だと思います。

 土曜日の正午過ぎ、元気よく塾に駆け上がってきた人がいました。一瞬、誰かわからず、頭の中はちょっとしたパニック状態に。そんな私を気にせず、「〇〇高校卒業できました。ありがとうございました。」誰もいない塾内に元気よく響く声。元塾生の高3生でした。中3の時に比べて、20㎏以上増えたそうで、容姿も3年合わないと、すっかり変わり、性格も積極的になったようで、見違えるほどでした。4月からは調理師を目指し、専門学校に進学するとのこと。その姿に心打たれ、思わず泣きそうになりました。今年送り出す中3生も彼のように、高校3年間を将来の礎となるようなものするために、どんどんチャレンジしてほしいですね!

 今日は3月11日。朝から、8年前の東日本大震災の特集をしています。ちょっと長くなりますが、私も東北・福島県出身ですので、ちょっと触れたいと思います。

 8年前の3月11日午後2時46分。私は、二男が県立高校の合格発表で、めでたく合格を頂き、当時大学生だった長男も東京から戻っていて、翌12日に福島の実家に、高校合格の報告に向かう準備をしていました。ですから、あの地震が1日ずれていたらと思うと今でも鳥肌が立ちます。実家は、幸い阿武隈高地を超えた中通りにあり、原発からは離れているので、揺れによる家屋の損壊もなく放射能の影響もありませんでした。しかし、両親が楽しみにしていた、家庭菜園程度の畑仕事や春の山菜取り、秋のキノコ狩りは一切できなくなりました。震災以前は、これらの趣味を手広くやって行動範囲の広かった親父が認知症を患うようになったのも、家で過ごすことが多くなり、運動不足になったためもあるかなぁと思っています。(加齢によるものが大きいと思いますが…)まだ57年、もう57年いずれかわかりませんが、私の人生でも、「一歩間違えば…」ということは幾度となく経験してきました。「今を楽しんで生きる」老老介護で頑張っている母親の口癖です。今週の14・15両日休みを頂いているので、福島で頑張って生きている両親に会いに行ってきます。